九歳男児に給仕してもらう

お母さんが外出の二時間を、9歳児と一緒に過ごした。要するにわたしは子守をした。
食事はその友人が作っていて、彼女が外出した後に9歳児と一緒に食べた。
料理はまだ鍋に入ったままだった。さて、この家庭ではどのように食卓を整えるのだろう、と思案してたら、9歳児が動き始めた。
スープ皿にご飯を盛り付けていた。
「それはM君のですか、私のですか」と尋ねると、二人分だと答えた。
そうか、ご飯は皿にとって食卓に載せるのね。
おかずの餃子も皿に盛り付けていた。私は怪我がないようにうろうろ見守っていた。
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そうやって夕食の準備ができた。酢醤油はM君の調味。酢としょうゆを熱心に味見しながら調合していた。
しゃもじがどこかにあったにもかかわらず「ま、これでいいか」とすでにドイツ生活が長くテキトーになりきっていた私が使った道具。
普段、私が食べている米より粘りが非常に強く、皿やしゃもじに激しくくっつくのでおどろいた。
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テーブルの上のご飯と餃子がなくなると、M君はさっと立ち上がり、盛り付けに行った。
今度は脇から見守りでなく、数メートル後ろの食卓に座ったまま観察。
ちょいと危なっかしい手つきだが、無事にできた。

9歳男児にこんな風に給仕してもらうのは嬉しい。
他人でさえそう感じるのだから、お母さんは毎日幸せだろう。
「お手伝いじゃあなく、自分のこと(勉強か?)をもっとせっせとやって欲しいのだけれど」
とは言っているけれど、本当は「ウチの子、かわいいのぉ~」とのろけているのだろう。
将来にわたってまでずっとこの状態が続くわけではないのだから、うんとやってもらっていい思い出にしたらいいと思うぞ。
難しい年齢になるのは数年後かもしれないし、更に将来は遠くの学校や職場が決まって家族から離れて暮らす可能性は高い。
今の一瞬を大事に過ごすのが重要、とつくづく考えてしまった。

ご飯の上に乗っている赤と緑の丸い物体は梅干。
ドイツ男性+日本人女性-ドイツ人の義両親、という家庭では和食が普通に子供に伝わる良い例だ。うらやましい。



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